「冷え症」を自覚しているのは男性より女性の方が多いようです。これは男性と女性の体のつくりが違っていて、女性の方が冷えやすい構造になっているためだと言われています。
私たちの体が作り出す熱の約4割は、筋肉によってもたらされます。つまり、筋肉が動くことで熱がつくられ、体が温まるというわけです。しかし、女性は男性に比べて筋肉量が10~30%少なく、筋肉がつきにくい体の構造になっています。
筋肉量の少ない女性は、それだけ熱の生産量が少なくなっています。そのため、男性よりも冷えやすいと言えます。
女性ホルモン(エストロゲン)は、女性の心と体をコントロールしています。女性ホルモンが乱れると、血流が悪くなります。それにより、卵巣の機能低下を招くことになり、冷えをはじめ、生理痛や生理不順などのトラブルが起こりやすくなります。
ストレスがある時はもちろん、特に妊娠の時と更年期には女性ホルモンが乱れやすくなり、冷え性になりやすいといえます。
女性はダイエット好きな傾向があります。ダイエットで食事の量を極端に減らしたり、野菜ばかりを食べたり、摂取エネルギーを極端に制限したりすると、栄養不足になり、もともと少ない筋肉がさらに減って、熱をつくり出す能力がさらに落ちてしまいます。
また、低血圧の方は血流が悪くなりやすいので、冷え性になりやすいようです。
女性の月経時は、熱を運ぶ血液が多量に奪われるために、冷えやすくなります。また、月経周期に伴って女性ホルモンは変動していますが、その変化に伴って、血液循環が悪くなりやすくなり、それによって冷えやすくなります。
また、卵巣や子宮は血液が滞りやすいと言われています。女性のおなかには男性にはない子宮や卵巣などがあり、そのため腹部の血流が悪くなって、熱が運ばれにくく、冷えやすくなるようです。
女性の薄着ファッションも、女性に冷えが多い理由と言えるかもしれません。寒い季節や冷房が効いた場所で、ノースリーブやミニスカート、素足、薄着でいることは、体を冷やし血流が悪くなりますので、冷え症が悪化する原因になります。
また、体型をスリムにキレイに見せようと、キツイ下着を着用していると、体を締め付けられて血液循環が悪くなるので、冷えやすくなります。